京都のれん｜のれん専門店がつくる他にはないおしゃれなデザインのぼり

―武将のぼりとは―
複数の武士団が入り乱れる戦場で敵見方を区別するために掲げられたのぼり旗です。
家中によってその仕様は様々であり、武将によっては複数のデザインののぼり旗を掲げていたとも言われています。

京都のれんでは、実際に存在したと言われているデザインから、各武将の解説のより、存在したのではないか？と思われるデザインまで。様々な「武将のぼり旗」をご用意しております。

【織田信長】
戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・戦国大名。三英傑の一人。
短期で冷血とも言われているが、　飾り気がなく、身分にこだわらない性格が、とても信頼を集めたとも言われている。


＜基本仕様＞
サイズ　：180cm×60cm
素材　　:ポリエテルポンジー
染色技法：昇華転写
縫製　　：四方三巻
チチ位置：左チチ（左５つ上３つ）
1枚ずつPP入れ

織田信長が永楽通宝をのぼりにした理由

織田信長がのぼり旗に描いた永楽通宝とは、いわゆる当時の「お金」のことなのですが、これが信長の目指していた国作りを如実に表していたと言えます。なぜなら、信長はそれ以前の時代から続いていた従来型の「一所懸命」に自分たちの土地を守り通す「重農主義」ではなく、商いを盛んに行って国を繁栄させる経済主導の「重商主義」を重んじていたからです。

他の大名よりもかなり早いタイミングで自国内に貨幣を流通させ、経済に深い関心があった信長が「楽市楽座」などの斬新な経済政策を生み出し、商業を発展させて自分の国を豊かにしていたことはとても有名です。そのため、永楽銭ののぼり旗は、織田信長のシンボルとして機能していた可能性が高いといえるでしょう。

お金をシンボルにしておけば、織田家に従いたいと思う志願者がたくさん現れて、多くの兵を集められるわけです。

ちなみに、長野県上田市にある信州上田城には、旗印と同じ永楽通宝紋入の鬼瓦があって、これは当時の上田城藩主だった仙石忠政の父・秀久が織田家に仕えていた時代に信長から授かった家紋だと伝えられています。

重要なシンボルマークだった永楽通宝を与えられた秀久は、信長から深く信頼されていた人物だったのでしょう。